風俗で働いていることが絶対にバレないアドバイス

ライフスタイル

 

。『Grow As People(GAP・東京都荒川区)』という名称の一般社団法人で、風俗以外の職業経験が乏しい女性たちがスキル(技術)を身につける場を提供しているのだそう。

 

風俗の仕事を続けながら、風俗を辞める準備を同時に進めることができるのがGAPの最大の特徴であるという。仕事がない日を使い、GAPや非営利団体(NPO)で、インターンシップをしながらスキルを習得していく。たとえば、ホームレス支援だとかその教育支援という実践的活動をしているNPOならば、事業計画づくりなどを学べるシステムだ。

 

GAPでインターンを始めて、IT知識とビジネスメールの書き方を学び、音楽関係者のホームページづくりを担当した、ある女性は「風俗勤務だけのときは社会から切り離されている感じだった。人に言える活動ができるようになってからは自己肯定感が強くなった」と語る。

 

そして、GAP代表の角間淳一郎さん(32)は「プライドを持って(風俗の仕事で)高収入を得ている女性がいる一方、仕事がきつくて次の道に進みたい女性も多い。(そういう女性たちのために)夜の仕事から昼の仕事への架け橋となる支援を続けていきたい」のだという。

 

素晴らしい試みだ。「風俗」という仕事を否定はしないが、同時に体力や年齢の面で長く続けることがむずかしい仕事だとも私は思う。さらに、さまざまな事情を背負い、若いころ“昼の仕事”で必要とされるスキルを身につける機会を逃し、みずからの身体を切り売りすることでしか食い扶持を稼げない女性が一定数実在することも間違いはない。つまり、この試みは“おせっかい”では決してない切実なニーズがあるわけで、だからこそ「素晴らしい」と断言できるのだ。

 

これに「風俗で働いていることが絶対にバレないようにするアドバイス」が加われば、もう完璧ではないか?

 

繰り返すが、私は「風俗」という仕事も、その仕事に就く女性のことも決して否定はしていない。だが、いくら私が声を大にして彼女たちを肯定しようとも、過去形・現在進行形、専業・兼業を問わず「風俗業経験有り」の履歴が就職や結婚の足枷となるケースが大半なのが悲しいかな現実で、となれば「バレないこと」が何に代えても重要なのである。

 

とりあえず、一番の対策は「ネットを中心とする媒体への顔出しをかならず避けること」──コレに尽きるのだが、風俗店側は「顔出ししたほうが指名も増えるから」と執拗に説得してくるようで、まだ“現役”な女性のためのそう攻められたときの“かわし方”に、“本人だと認識されにくい写真の撮られ方”、さらには彼バレや親バレを防ぐ“ウソのつき方”(できればこのウソに対して罪悪感を持たないメンタル操縦法も)から“”まで……事細やかなアフターフォローがあれば、やるせないコンプレックスを常に抱きながらも、「風俗」にしがみつくしかない、あるいはしがみつくしかなかった女性たちの、より大きな支えになるはずだ。

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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